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書評「SMON」 フリーアクセス
著者: 島田宜浩1
所属機関: 1岡山大学内科
ページ範囲:P.506 - P.506
文献購入ページに移動SMON研究のパイオニアには楠井教授,清野博士とともに本書の著者である高崎教授の名が有名である.高崎教授の研究は昭和35年12月に日本内科学会東海地方会で発表した“腸疾患経過中に発生した下半身麻痺の症例について”と題した発表が最初であり,その後多くの研究ののち昭和42年12月には本書の第1版である“腹部症状を伴う脳脊髄炎症”が出版されている.この著書はSMONに対する,まとまった単行本が他にないことと,その正確で推測を交えない記載が多くの人の愛読書たらしめ,SMONの専門的研究者から一般臨床家にいたるまで,広く座右の書として愛用されたものである.
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