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研究
進行胃癌における血管侵襲の臨床病理学的解析―予後に関連した血管侵襲の判定規準を中心として
著者: 長尾孝一1 松嵜理1 井出源四郎1 小野田昌一2 磯野可一2 佐藤博2 嵜
所属機関: 1千葉大学医学部病理学教室 2千葉大学医学部第2外科学教室
ページ範囲:P.677 - P.685
文献購入ページに移動胃癌の血行性肝転移が大循環系臓器転移の一部としてみられることはむしろ稀で,門脈系血行性転移が大部分である.したがって,胃癌原発巣の癌細胞による血管変化を,血行性肝転移の有無により2つのグループに分けて検索した.さらに,その剖検で得られた血管変化を中心に摘出胃癌について予後および予後を決定すると考えられる諸因子との関係を調べた.また,「胃癌取扱規約」に述べられている血管侵襲に関する記載は必ずしも明確でないため,血管侵襲の意義を明らかにし,その判定規準を明らかにすることも本研究の大きな目的の1つとした.
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