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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻6号

1975年06月発行

文献概要

症例

Ⅱc型微小早期胃癌と接吻潰瘍の合併症例

著者: 伊藤誠1 鋤柄宏1 横地潔1 片桐健二1 高畑正之1 武内俊彦1

所属機関: 1名古屋市立大学第1内科

ページ範囲:P.783 - P.789

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 胃疾患診断学の進歩は漸次,微細な病変へと目を向けさせ,胃癌についていえば,癌巣の拡がり,深達度ともに極めて軽微な微小癌と称されるものが臨床診断の対象となるに至った.しかし,微小胃癌の診断には従来の早期胃癌の診断の要点をそのままあてはめることが無理な例が多く,未解決の課題は多い.

 筆者らは,胃体部に良性の接吻潰瘍を合併した,角上部前壁の微小胃癌(4×5mm)を経験したので,臨床診断の要点に若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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