文献詳細
今月の主題 消化管の非上皮性腫瘍
症例
レックリングハウゼン病に合併し肝転移をきたした巨大胃神経肉腫の1例
著者: 丸山雄造1 荻原迪彦2 林四郎2 川原信義3 川原一祐3
所属機関: 1信州大学附属病院中央検査部 2信州大学医学部第1外科学教室 3信州大学医学部第1病理学教室
ページ範囲:P.889 - P.893
文献概要
最近定型的な経過を示したレ病の胃に巨大なポリープ状の神経肉腫を形成し,切除後広般な肝転移を来して死亡した興味ある1例を経験した.Stout4)によれば内臓神経線維腫症に含まれるべき病像を示しており,その悪性化,併存した膵β細胞腫等なお検討の余地を残しているが,胃病変を中心に報告したい.
掲載誌情報