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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻7号

1975年07月発行

文献概要

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書評「Erweiterte Verfahren der Magenfunktionsdiagnostik」 フリーアクセス

著者: 川井啓市1

所属機関: 1京都府立医科大学公衆衛生学教室

ページ範囲:P.942 - P.942

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 1800年代の終りから,今世紀のはじめにかけて,現在行なわれている胃疾患に対する診断学の基礎はほぼ確立されたが,その際中心的な役割を演じたのがドイツ医学であったことは周知の事実であろう.

 しかし,その後消化管ホルモンの抽出,合成または胃内視鏡機種の開発など消化管をめぐるトピックについては,西ドイツは米国,北欧諸国,日本等に多少遅れをとって来たと言わざるをえない.19世紀から20世紀の前半にかけての華やかさの故に,その断層を一層強く感じるのである.とくに胃疾患の病態生理学的な診断法に関してはNöllerが,ラジオ・カプセルで胃内pHのテレメータリングを実用化した以外みるべきものがなかったのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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