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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻7号

1975年07月発行

文献概要

今月の主題 消化管の非上皮性腫瘍 症例

内視鏡的に経過を観察しえたMallory-Weiss症候群の1例

著者: 郡大裕1 藤本荘太郎1 酉家進1 仁木弘典1 川井啓市2

所属機関: 1京都府立医科大学第3内科学教室 2京都府立医科大学公衆衛生学教室

ページ範囲:P.963 - P.968

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 近年,吐血症例に対する緊急内視鏡検査の進歩と普及に伴い,内視鏡的に発見・診断されるMallory-Weiss症候群の症例が増加してきている.

 最近,われわれは暴食後に持続性の悪心・嘔吐と頻回の吐血をきたし,緊急内視鏡検査で食道下部から胃噴門部へ達する長い線状の粘膜裂創に,多発性出血性胃十二指腸ビランや食道胃噴門接合部潰瘍を伴ったMallory-Weiss症候群を経験したので,文献的考察を加えながら,本症候群の幾つかの問題点をとりあげてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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