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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻8号

1975年08月発行

文献概要

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書評「色素による消化管内視鏡検査法」

著者: 田中弘道1

所属機関: 1鳥取大学・内科

ページ範囲:P.1061 - P.1061

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 X線と内視鏡とが支え合って早期胃癌の診断に取り組んでいた頃,Endoscopistにとって最も苦手なことの1つは微細なニボー差を正確に指摘することであった.X線的には二重造影法によって美麗に胃小区模様を描写することが可能であったが,内視鏡的には多くは色調差として認識され,微細な凹凸像を観察することは困難であった.

 このような事情を反映して,細かな形態学的変化の観察能向上のために幾つかの工夫がなされたが,その1つに順天堂大学グループによる色素撒布を応用した内視鏡検査法があり,症例によっては胃小区像の観察まで可能であることが明らかにされた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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