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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻8号

1975年08月発行

文献概要

胃と腸ノート

重複胃癌(1)

著者: 三宅政房12 安井昭12

所属機関: 1順天堂大学消化器外科 2越谷市立病院消化器外科

ページ範囲:P.1096 - P.1096

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 多発胃癌または重複胃癌についての論文は多きにのぼっているが,筆者らもMoertel1)らのcriteriaにもとづき,「胃切除標本の同一胃内に肉眼的あるいは,組織学的に連続性のない二つ以上の胃癌があり,同一病変と考えられないもので,かつ,一方の癌が他方の癌の転移(壁内転移など)でないと判断できるもの」を多発癌として検討したので,今後4回にわたり検討結果を供覧し読者の参考に供したい.

 なお,主病巣はより深達度の進んだものを,あるいは同一深達度の場合は面積のよりひろいものを主病巣とした.また今回は“重複癌”という語を用いることにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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