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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻9号

1975年09月発行

症例

螢光内視鏡検査法により粘膜表面の癌病巣の拡がりを判別しえた幽門狭窄例

著者: 勝健一1 玉置肇1 畔上信久1 高倉淳1 前沢秀憲1 小田倉力2

所属機関: 1東京医科歯科大学第3内科 2横浜南共済病院第1内科

ページ範囲:P.1185 - P.1188

文献概要

 近年の内視鏡診断法の発達は目ざましいが,今なお,診断困難な症例も少なくない.そのためには従来の検査法の概念から離れた新しい検査法の開発が必要であるのかも知れない.その一つとして,すでに多くの研究者により試みられた螢光内視鏡検査法がある.本法は臨床に応用されるにはいたっていないが,著者らはこれに新たな工夫を加え,約50例に実施し,今日まで臨床的に組織欠損,腸上皮化生部位の確認に充分な意義を有するとの印象を持っている1)2).ここに幽門狭窄の症例で,レントゲン検査にひきつづき内視鏡検査を行なう場合,病巣の判定に本法が明らかな有用性を示したので,これを供覧する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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