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新しい検査法
文献概要
内視鏡を利用した治療法,検査法も開発されつつあり,内視鏡の適応範囲も拡大される傾向にある.当教室では,数年前より内視鏡直視下に上部消化管のpH測定について基礎的検討を行ない,現在ではテレメータリングカプセル法と併用して測定を行なっている.この方法は,従来の検査法にみられない直視下に任意の部位の粘膜上のpHが測定できるという点で秀れ,食道炎,胃炎,胃十二指腸潰瘍,残胃などの病態生理的追及方法の一つとなりうるものと思われる.以下本法の測定法について述べる.
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