icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻9号

1975年09月発行

症例

拡大撮影法が診断上有効であった胃癌症例

著者: 古賀充1

所属機関: 1九州がんセンター

ページ範囲:P.1207 - P.1211

文献概要

 二重造影法による胃粘膜像ではFalteの変化や明瞭な陥凹または限局した隆起については相当正確に診断を下すことができるが,平坦型胃癌の微細な粘膜の変化をとらえるにはなお不充分な点が感じられる.

 われわれは従来より,切除胃拡大撮影によって粘膜像の検討を続けてきたが,術前の精密X線検査や内視鏡検査でとらえることのできなかった癌の拡がりを拡大撮影ではかなり正確に描出することができた症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら