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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻9号

1975年09月発行

文献概要

症例

膵癌と鑑別困難であった慢性膵炎の1例

著者: 杉本立甫1 藤岡正彦1 沢武紀雄1 小林健一1 広瀬昭一郎1

所属機関: 1金沢大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1213 - P.1217

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 近年内視鏡的膵胆道造影(以下EPCGと略す)の発達導入により膵疾患の診断能は飛躍的に向上した1)~4).しかし本法による膵癌と慢性膵炎の診断基準は現在もっとも議論の多い問題の1つである2)5).今回われわれは,いわゆる狭窄型を示し,EPCG上膵癌としか読影できないほどの所見がみられたが,臨床経過およびその後施行したEPCG所見などより慢性膵炎と診断した1症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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