文献詳細
今月の主題 早期胃癌肉眼分類の再検討
座談会
早期胃癌肉眼分類の再検討
著者: 川井啓市1 市川平三郎2 崎田隆夫3 佐野量造4 望月孝規5 竹本忠良6 芦沢真六7 岡部治弥8 白壁彦夫9 常岡健二10 城所仂11 村上忠重12
所属機関: 1京都府立医科大学・公衆衛生学 2国立がんセンター・放射線診断部 3筑波大学・内科 4国立がんセンター・病理部 5都立駒込病院・病理学科 6東京女子医科大学・消化器内科 7東京医科大学・内科 8北里大学・内科 9順天堂大学・消化器内科 10日本医科大学・第3内科 11順天堂大学・消化器外科 12東京医科歯科大学・第1外科
ページ範囲:P.30 - P.56
文献概要
村上(司会) 今日の座談会は「胃と腸」あるいは早期胃癌研究会としては,たいへん重要な意味を持つ座談会だと思います.もし今日の座談会が簡単にすめば分類法には問題が少ない.もし長くかかればいろんな問題を孕んでいるということがいえると思います.ぜひ簡単にすむように祈っています.
しかし,他の面から考えますとこのように早期胃癌の肉眼型の分類法を,もう一度考え直すということは,これはなかなか勇気の要る仕事だと思います.実はこの問題を取り上げようという議論が出てから,これを実際にどのようにして取り上げるかが決まるまでに相当の時間がかかりました.
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