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文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻1号

1976年01月発行

文献概要

胃と腸ノート

疣状胃炎に合併した早期胃癌(2)

著者: 村島義男1 八百坂透1

所属機関: 1札幌厚生病院消化器科

ページ範囲:P.64 - P.64

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 〔症例 2〕T. U. 75歳 女

 空気の少なめの前幽門庭部の前壁二重造影像では,胃角から幽門にかけて粗大顆粒状の粘膜像があり,一部はポリープ状に散在し,一部は粘膜ひだの上に蛇玉状の所見がみられたが,やや空気を追加したものでは図1のように粗大顆粒状の粘膜像の中に矢印の部位に一致して,ほぼ全周性に小隆起に囲まれた不整形の浅い陥凹がみられる.以上により疣状胃炎も考えたが,矢印の部位はⅡa+Ⅱc型の早期胃癌を否定できなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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