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文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻1号

1976年01月発行

症例

小腸のリンパ管拡張,汎発性結節性リンパ濾胞増殖,非特異性多発性潰瘍併存例―X線像と病理所見とを中心にして

著者: 大畑武夫1 飯田太2 丸山雄造3 佐藤晃4

所属機関: 1信州大学医学部放射線医学教室 2信州大学医学部第2外科学教室 3信州大学医学部中央検査部病理 4信州大学医学部順応内科学教室

ページ範囲:P.85 - P.89

文献概要

 小腸全域にリンパ装置が増殖する汎発性結節性リンパ濾胞増殖症は,無ガンマグロブリン血症を示すことで一応独立した疾患として認められる.また発症原因がいまだに明確ではないが,蛋白漏出性胃腸症の1つとして小腸のリンパ管拡張症も独立した症候群として認められているかと思われる.

 われわれはこの2つの疾患が併存し,高度の低蛋白血症を来たした症例をすでに発表したが5),この同一症例に,その後の検討で小腸の非特異性多発性潰瘍も併存していることが判明したので追加報告したいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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