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今月の主題 胃スキルスの病理 主題
Linitis plastica型胃癌の病理組織学的研究
著者: 渡辺英伸1 八尾恒良2
所属機関: 1九州大学医学部病理学教室第2講座 2九州大学医学部第2内科学教室
ページ範囲:P.1285 - P.1296
文献購入ページに移動linitis plastica型胃癌は広範に浸潤しているためにその原発巣の検索は従来十分になされていなかった.Saphir & Parker(1943)は幽門前庭部に原発する癌が胃体部へびまん性浸潤をしてlinitis plastica型癌が形成されることが多いと述べている.近年に至り経過観察例が報告され,原発巣の部位や形態が解明されつつある10).佐野らはⅡc型癌の一部に,また中村らは胃底腺粘膜に発生した癌に原発を求めている.
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