icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻10号

1976年10月発行

文献概要

早期胃癌肉眼分類の再検討を読んで

著者: 安井昭1

所属機関: 1越谷市立病院外科

ページ範囲:P.1336 - P.1336

文献購入ページに移動
 早期胃癌の分類の基本は,当時の立案者の一人の村上忠重教授によると,V. Mikuliczの分類,すなわち1型は腫瘤型,2型は潰瘍型,3型は浸潤型という分類法であって,それをモデルとして病巣を胃粘膜面より突出しているもの,平坦なもの,それに陥んでいるものの3種に分けたという.すなわちポリープ癌をモデルとして隆起性の早期癌,次に潰瘍癌をモデルとして陥凹性の早期癌の型を設定した.また慢性胃炎から発生する早期胃癌は恐らく平坦な型を呈するであろう.このようにしてⅠ隆起型,Ⅱ表面型,Ⅲ陥凹型の3つの主な型が定まったと聞いているし,記憶している.したがって以下に私見をのべ参考に供したいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?