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早期胃癌肉眼分類の再検討を読んで
著者: 安井昭1
所属機関: 1越谷市立病院外科
ページ範囲:P.1336 - P.1336
文献購入ページに移動 早期胃癌の分類の基本は,当時の立案者の一人の村上忠重教授によると,V. Mikuliczの分類,すなわち1型は腫瘤型,2型は潰瘍型,3型は浸潤型という分類法であって,それをモデルとして病巣を胃粘膜面より突出しているもの,平坦なもの,それに陥んでいるものの3種に分けたという.すなわちポリープ癌をモデルとして隆起性の早期癌,次に潰瘍癌をモデルとして陥凹性の早期癌の型を設定した.また慢性胃炎から発生する早期胃癌は恐らく平坦な型を呈するであろう.このようにしてⅠ隆起型,Ⅱ表面型,Ⅲ陥凹型の3つの主な型が定まったと聞いているし,記憶している.したがって以下に私見をのべ参考に供したいと思う.
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