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文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻10号

1976年10月発行

症例

Linitis plastica様拡がりを示した局所再発小胃癌の1例

著者: 大森協司1 高木国夫1 馬場保昌2 土屋永寿3 中村恭一3 菅野晴夫3

所属機関: 1癌研付属病院外科 2癌研付属病院内科 3癌研究所病理

ページ範囲:P.1345 - P.1353

文献概要

 胃癌の中でlinitis plasticaは特異な拡がりを示す1つの型で,その予後はきわめて不良である1).早期に発見し治療するためにはlinitis plastica typeの癌の初期像およびその原発部位ならびにその進展様式に対する検討2)~7)が必要である.われわれは,胃角部のⅡcで手術を施行した例において,胃角部のそれとは別に胃体部前壁の噴門側断端近傍に小さな癌巣が発見され,術後2年3カ月たって残胃に再発し,linitis plastica様進展を示した症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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