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文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻2号

1976年02月発行

症例

腸重積を伴った回盲部細網肉腫の1例

著者: 志村明1 佐藤裕1 津田昇志2

所属機関: 1鎌倉市額田病院内科 2福井県立病院外科

ページ範囲:P.233 - P.241

文献概要

 腸管に発生する悪性リンパ腫は,比軽的稀な疾患とされている.筆者らは最近,腸重積を伴った回盲部細網肉腫を経験したので報告する.

症例

 患 者:61歳 男子 鮮魚商

 家族歴・既往歴:特記すべきものなし.

 現病歴:昭和48年夏頃より腹部膨満感あり,便通があると消失したが,便通異状,下血などは伴っていなかった.同じ頃より,回盲部に患者自身,腫瘤をふれるのに気づいたが,腫瘤は,日々よりふれたりふれなかったりした.49年1月,腹部膨満感,回盲部腫瘤を主訴として来院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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