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文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻3号

1976年03月発行

文献概要

今月の主題 早期食道癌 主題

日本の早期食道癌の定義,病理,実状,予後について

著者: 鍋谷欣市1 滝川弘志1 李思元1

所属機関: 1杏林大学外科

ページ範囲:P.285 - P.292

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 日本における早期食道癌の報告は,1966年東北大山形ら1),東京女子医大中山ら2)の発表以来,しだいにその数もふえつつあるが3)~5),年間に取扱う食道癌の数よりみれば極めて微々たるものである.このことは,近年食道の各種検査法が発達したにもかかわらず,一つには食道の検査の機会が少ないためと考えられる.

 一方,かかる早期食道癌の定義をめぐって種々の論義6)~9)がくり返され,食道癌取扱い規約10)では「癌浸潤が粘膜下層までにとどまり,転移のないもの」すなわちstage 0癌と定義されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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