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今月の主題 早期食道癌 主題 早期食道癌の分類とその典型的症例
case 4 微小陥凹型早期食道胃重複癌―Micro-depressed type of early esophageal cancer (accompanied with Ⅱc early gastric cancer)
著者: 遠藤光夫1 山田明義1 井手博子1
所属機関: 1東京女子医科大学・消化器病センター
ページ範囲:P.300 - P.301
文献購入ページに移動主 訴:特になし.
経 過:昭和50年4月,会社の定期検診で胃の異常を指摘され来院.早期胃癌の診断のもとに入院精査を続けているうちにⅠmに表在性の食道癌を発見.早期食道胃重複癌の診断で7月3日根治手術(右開胸開腹食道胃全剔,胸壁前右結腸有茎移植術)を行った.術後5カ月,健在.
X線所見 Ⅰm右後壁に2.5cmの表在陥凹型の病巣が認められる.型は不整楕円形,境界は明瞭で辺縁はやや不整である(Fig. 1).
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