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文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻3号

1976年03月発行

今月の主題 早期食道癌

主題 早期食道癌の分類とその典型的症例

case 5 平板隆起型早期食道癌―Plateau-like elevated type of early esophageal cancer

著者: 遠藤光夫1 山田明義1 井手博子1

所属機関: 1東京女子医大・消化器病センター

ページ範囲:P.302 - P.303

文献概要

 患 者:武○智○子 63歳 女性

 主 訴:軽度の右胸部痛,嚥下時しみる感じ.

 経 過:約1年前より嚥下時胸骨後部のしみる感じ出現,次第に増強してきた.Ⅰm,早期食道癌の診断で昭和43年10月31日手術(右開胸開腹,胸部食道噴門切除,胸腔内食道胃吻合術)を行った.術後7年を経過,健在.

 X線所見(Fig. 1)Ⅰmの部,後壁に3.8cmにわたり軽度の隆起が認められ,その中心部には不整形の細長い浅い陥凹像がみとめられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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