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今月の主題 早期食道癌 主題 早期食道癌の分類とその典型的症例
case 5 平板隆起型早期食道癌―Plateau-like elevated type of early esophageal cancer
著者: 遠藤光夫1 山田明義1 井手博子1
所属機関: 1東京女子医大・消化器病センター
ページ範囲:P.302 - P.303
文献購入ページに移動主 訴:軽度の右胸部痛,嚥下時しみる感じ.
経 過:約1年前より嚥下時胸骨後部のしみる感じ出現,次第に増強してきた.Ⅰm,早期食道癌の診断で昭和43年10月31日手術(右開胸開腹,胸部食道噴門切除,胸腔内食道胃吻合術)を行った.術後7年を経過,健在.
X線所見(Fig. 1)Ⅰmの部,後壁に3.8cmにわたり軽度の隆起が認められ,その中心部には不整形の細長い浅い陥凹像がみとめられる.
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