icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻3号

1976年03月発行

今月の主題 早期食道癌

主題 早期食道癌の分類とその典型的症例

case 9 表層型早期食道癌―Superficial type of early esophageal cancer

著者: 鍋谷欣市1 花岡建夫1 小野沢君夫1 滝川弘志1

所属機関: 1杏林大学・外科

ページ範囲:P.310 - P.311

文献概要

 患 者:斉○道○ 74歳 男

 主 訴:嚥下時の軽いつかえ感.

 現病歴:糖尿病で7年前から内科に通院していたが,約半年前より嚥下時の軽いつかえ感が現われ,食道・胃のX線検査を受けたが見逃され,5カ月後の再検査で早期食道癌の疑いで当科へ紹介された.

 X線所見 来院前のX線検査でも,約半年前に癌の疑がもたれる(Fig. 1).当科の連続撮影では,胸部中部(Ⅰm)後壁に,約5cmの壁不整,皺襞の乱れを認める(Fig. 2).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら