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文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻3号

1976年03月発行

文献概要

研究

内視鏡による食道表在癌の診断と予後推定

著者: 遠藤光夫1 小林誠一郎1 井手博子1 林恒男1 吉田操1 中山恒明1 竹本忠良2

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター外科 2東京女子医科大学消化器病センター内科

ページ範囲:P.353 - P.358

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 食道における早期癌も,この数年全国各地で報告されてきたが,その数は胃における早期癌に比べれば遙かに少なく,遠隔成績など多くが今後の検討にまたねばならない点が多い.

 食道の早期癌は食道癌取扱い規約1)により「癌の浸潤が粘膜下層までで,リンパ節転移のないもの」と定義されている.癌の深達度が粘膜下層までのもので,リンパ節転移のあるものは表在癌とよんで,早期癌(つまりstage 0癌)と区別し,さらに,術前合併療法として放射線治療や化学療法をおこなったときには,それぞれR-早期癌,Ch-早期癌の様に符号をつけることにしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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