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文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻3号

1976年03月発行

文献概要

胃と腸ノート

疣状胃炎に合併した早期胃癌(4)

著者: 村島義男1 八百坂透1

所属機関: 1札幌厚生病院消化器科

ページ範囲:P.370 - P.370

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 〔症例4〕T. R. 57歳 男

 図1は圧迫像で幽門前部大彎よりに小さいポリープ状隆起がある.図2は小伸展の背臥位二重造影像で,ポリープ状隆起(太い矢印)の口側に接して不規則な溝状の小さい陥凹(細い矢印)があるのを認める.図3はJFによる近接像である.半球形の小隆起をかこんで,溝状の不規則な浅い陥凹があり白苔の付着をともなう.悪性びらんを考えⅡa+Ⅱcの周辺陥凹型と診断した.なお周辺のAreaには典型的な症状胃炎の像に乏しかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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