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研究
経胃的膵Aspiration Biopsy
著者: 近藤直嗣1 添田修二1 赤司光弘1 辺見武彦1 伊藤俊哉1 土屋凉一1 ニツ木浩一2 池田保明3
所属機関: 1長崎大学医学部第2外科 2長崎大学医学部第2内科 3佐世保市池田内科
ページ範囲:P.371 - P.377
文献購入ページに移動筆者らは,数年前より潰瘍治療用に作られた胃内視鏡用注射針を改良し,先端の針の長さを長くしたものを試作した.これは注射針を逆に吸引針として使用するもので,胃の粘膜下腫瘍や癌の粘膜下浸潤の細胞診に供した.これらの手技,方法および成績については既に報告した3)~5).この長針を輩直に刺入した場合,胃壁を十分に通過し,近接他臓器に3~4mm刺入可能である.そこで筆者らは臨床的に膵癌を疑い,胃造影検査や胃内視鏡検査で胃後壁が前方に圧排された症例について,胃ファイバースコープ(GFB,Type B2)を使って,膵組織の経胃的な吸引細胞診を試みた.
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