icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻5号

1976年05月発行

研究

高齢者を主とする連続500剖検例の消化管病変―隆起性病変を中心として

著者: 堀江昭夫1 奥村幸哉1 西原康雄2

所属機関: 1九州がんセンター病理 2鞍手共立病院

ページ範囲:P.649 - P.655

文献概要

 消化管疾患は診断と治療の進歩に伴って,大都市の総合病院では早期に発見され,全治する患者が激増している.一方,これらの病院には選択された患者が集中する傾向にあり,その疾患の発生頻度は統計的に高くなるであろう.したがって,地方に取り残された老人を主として診療している病院において剖検された症例から,良性隆起性病変を中心に消化管病変の発生頻度を調査しようと試みた.

 このような見地から,福岡県の旧筑豊炭田地区にあり,内科・精神科の診療を行なっている鞍手共立病院を選び,最近約9年間になされた連続500剖検例について,消化管の局在病変を検索したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら