文献詳細
文献概要
今月の主題 食道・噴門境界部の病変 主題
Mallory-Weiss症候群―63自験例の分析
著者: 奥山山治1 島津久明2 板井悠二3 木暮喬3
所属機関: 1東京大学医学部老人科 2東京大学医学部第1外科 3東京大学医学部放射外科
ページ範囲:P.715 - P.720
文献購入ページに移動症例の年齢および性別
1972年より1975年までの4年間に東大病院(老人科,第1外科,放射線科),三井記念病院,平塚胃腸病院,真木病院の4施設において,われわれが上記の定義にしたがって本症と診断した例は63例に達する.63例中61例は内視鏡所見,他の2例は開腹時所見を参考として診断された.年齢的には14歳から78歳までみられたが,Table 1に示すように30歳台から40歳台に多かった.平均年齢は43.7歳で,男性は44.9歳女性は37.2歳であった.
掲載誌情報