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胃と腸ノート
胃・十二指腸潰瘍の局所療法のコツ(3)―アラントインの用い方と薬液注入のコツ
著者: 中川健一1 並木正義1
所属機関: 1北海道大学医学部第3内科
ページ範囲:P.762 - P.762
文献購入ページに移動 潰瘍の肉芽形成を促進することをねらったアラントイン溶液は,何種類かの濃度のものをつくり種々検討してみた.その結果,アラントイン溶液の濃度が高いほどより効果的であるとはいえず,0.5%の溶液が組織反応の面からいっても,もっとも妥当であるとの結論に達した.現在使用している局注用の0.5%アラントイン溶液は,1アンプル2.0mlとしてキッセイ薬品に試作してもらっている.
このようにして,現在では0.5%のアラントイン溶液の単独,もしくはこれとベーターメサゾンとの併用局注が,胃潰瘍の局所療法の基本であり,十二指腸潰瘍の局所療法は0.5%アラントイン溶液の単独局注を原則としている.
このようにして,現在では0.5%のアラントイン溶液の単独,もしくはこれとベーターメサゾンとの併用局注が,胃潰瘍の局所療法の基本であり,十二指腸潰瘍の局所療法は0.5%アラントイン溶液の単独局注を原則としている.
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