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文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻6号

1976年06月発行

文献概要

症例

小腸内視鏡にて確診しえた原発性空腸癌の1例

著者: 田中啓二1 岡田安浩1 冨岡武1 平橋高賢1 奥村恂1 田中昭2 為末紀元2

所属機関: 1福岡大学内科学第1講座 2福岡大学外科学第1講座

ページ範囲:P.787 - P.792

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 原発性の小腸癌は,発生頻度も低く,また術前の確定診断は他の消化管の悪性腫瘍に比べて困難とされている1)~3).従来はレ線透視のみが有力な診断方法とされていたが,早期小腸癌の診断の難しさはもちろんのこと,かなり進行した小腸癌においても,術前に確定診断を得ることは困難なことがあり1)2)4)~7),小腸内視鏡の導入が期待されてきた2)

 著者らは,貧血と下腹部痛を主訴とし来院した40歳男性の原発性空腸癌を術前に確診しえたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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