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文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻7号

1976年07月発行

文献概要

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海外文献紹介「胆石溶解を目的としたChenodeoxycholic Acid治療の特性と効果について」

著者: 鶴原一郎1

所属機関: 1鳥取大学第2内科

ページ範囲:P.854 - P.854

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Efficacy and Specificity of Chenodeoxycholic Acid Therapy for Dissolving Gallstones: Johnson L. Thistle, M. D. and Alan F. Hofmann, M. D.(N Engl J Med 289: 655~659, 1973)

 無症候性Radiolucentgallstoneを認める患者に,Chenodeoxycholic Acid(以下CDOCAとする)とCholic Acid(以下CAとする)とplaceboとを投与し胆石溶解の効果を検討し,あわせてRadiopaquegallstoneを認める患者にCDOCAを投与し同様な検討を行なった.

 Radiolucent胆石患者53例,Radiopaque患者13例を対象とした.53例中18例にCDOCAを,17例にCAを,18例にplaceboを投与した.投与方法は各々の薬剤を125mgないしは250mgのゼラチンカプセルに作製し,最初の1カ月間は1日750mg投与,1カ月後は下痢症状を認めるまで増量した.Radiolucent群の平均投与量は18mg/kg/day,Radiopaque群の投与量は20mg/kg/dayであった.観察期間は6カ月間としたが,Radiolucent群のうち7例に関しては2~3年間CDOCAを投与し結果を観察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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