胃と腸11巻7号

1976年07月発行

症例

巨大な十二指腸平滑筋肉腫の1例とその文献的考察

著者： 二村雄次¹ 服部龍夫¹ 三浦馥¹ 家田浩男¹ 七野滋彦² 佐藤太一郎² 早川直和² 船橋重喜² 宮本修² 中江良之³ 松野丞男³ 加藤政司³ 山本義樹⁴ 野田愛司⁴ 中沢三郎⁴ 中島伸夫⁵

所属機関： ¹名古屋大学医学部第1外科 ²安城市八千代病院外科 ³安城市八千代病院内科 ⁴名古屋大学医学部第2内科 ⁵名古屋大学病院検査部病理室

ページ範囲：P.909 - P.916

　十二指腸のX線診断の発達と内視鏡検査の普及により，十二指腸腫瘍の報告例は近年増加してきている．最近われわれは，十二指腸および膵頭部を占拠した巨大な十二指腸平滑筋肉腫の1例を経験したので報告する．