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研究
染色法による胃隆起性病変の鑑別診断
著者: 井田和徳1 奥田順一1 窪田吉克1 河村哲子1 山内英通2 小島輝三2 渡辺文彦2 宮田幾之輔3
所属機関: 1岐阜歯科大学付属村上記念病院第2内科 2山内胃腸病院 3東海中央病院内科
ページ範囲:P.1041 - P.1047
文献購入ページに移動1972年,われわれの開発した生体染色法により,胃ポリープのあるⅠ群と隆起性異型上皮がメチレンブルーに染色されることを内視鏡的に観察し,報告した7).この現象は染色という一種の機能面からみたとき良性上皮性腫瘍に異なる2群が存在していることを意味している.今回この染色性の差を組織学的並びに組織化学的に解明し,内視鏡による上皮性良性隆起性病変の質的診断に資すべく本研究を試みた.
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