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文献詳細

雑誌文献

胃と腸11巻9号

1976年09月発行

早期胃癌肉眼分類の再検討を読んで

著者: 小黒八七郎1

所属機関: 1国立がんセンター内科

ページ範囲:P.1134 - P.1134

文献概要

 「早期胃癌肉眼分類の再検討」を熟読させていただき,諸先生の考え方に接することができて非常に勉強になった.先般逝去された佐野量造先生の座談会記事は読んでいるうちに本人と直接話している様で旧懐の情がひとしおであった.佐野先生とは昭和38年来,早期胃癌の研究を行なった仲であり,当時より行なっていた胃カメラ読影会に崎田先生,市川先生とともに熱い討論がくり返されてきた.その頃,遭遇した環状型早期胃癌をⅡa+Ⅱcと呼ぶことが提案され,素直に諸先生方に受け入れられた事も思い出深い.又,悪性サイクルの一時相,即ち,早期胃癌病巣中にみられる潰瘍の縮小傾向を内視鏡で認めたことについてもこもごもの議論が行なわれたものである.

 さて,読んだあとの感想と私の考え方を次に述べさせていただきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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