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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻1号

1977年01月発行

文献概要

研究

食道癌の生検診断について

著者: 原島三郎1 淵上在弥1 藤井彰1 竹腰隆男1 杉山憲義1 金孟和1 高木国夫2 高橋孝2 木下巌2 坂元吾偉3

所属機関: 1癌研究会附属病院内科 2癌研究会附属病院外科 3癌研究会附属研究所病理部

ページ範囲:P.89 - P.93

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 食道疾患の診療に際しての食道内視鏡検査は,食道ファイバースコープの出現により,硬式食道鏡に比すると検査手技は容易となり,患者に与える苦痛も軽減し,日常検査として胃内視鏡と同様に利用できるようになった.特に本邦では食道ファイバースコープ検査が食道疾患診断と治療効果追求のため,急速に普及しつつあるのが現状である.われわれも町田製作所製食道ファイバースコープFESを用いて食道癌の生検診断を試みたので,その成績について報告する.

 食道癌の部位,X線分類,内視鏡分類は食道疾患研究会の食道癌取扱規約によったが,内視鏡分類のうちで陥凹型については,潰瘍辺縁の立上りの明瞭な潰瘍限局型と潰瘍辺縁の不明瞭な潰瘍浸潤型とに細別した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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