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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻10号

1977年10月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 症例

多中心性発生の微小癌巣からなるⅡa,Ⅱbの重複癌

著者: 八木英司1 横地潔1 伊藤誠1 勝見康平1 野口良樹1 藤野信男1 寺尾直彦1 鋤柄宏1 小塚正雄1 武内俊彦1 植田正昭2

所属機関: 1名古屋市立大学医学部第1内科 2渡辺病院

ページ範囲:P.1301 - P.1306

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 多発性胃潰瘍を合併したⅡaとⅡbの重複癌を経験した.両癌巣は組織型を異にし,癌の存在様式も散在性,点状で癌の多中心性発生を示す興味ある所見を呈したので,臨床診断学的ならびに病理組織学的に若干の検討を加えて報告する.

症例

 患 者:H. K. 51歳 男性

 主 訴:心窩部痛

 家族歴:父が胃癌で死亡

 既往歴:16歳時虫垂切除術を受ける

 現病歴:4力月前より空腹時に心窩部痛があったが節食で軽快していた.2週間前から痛みが増強してきたので近医を受診した.胃透視,内視鏡検査の結果,胃潰瘍を指摘され精査の目的で当科を受診した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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