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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻10号

1977年10月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

胃glomus腫瘍の1治験例と文献的考察

著者: 宮田道夫1 若杉尋1 若林邦夫1 森岡恭彦1 木村健2 町田武久3 斎藤建3

所属機関: 1自治医科大学消化器外科 2自治医科大学消化器消化器内科 3自治医科大学消化器病理

ページ範囲:P.1327 - P.1332

文献概要

 Glomus腫瘍はおもに四肢の皮下,爪下に好発する淡紫色ないし桃色の腫瘍で,胃に発生することは稀である.その報告例はKanwar4)によると世界で67例(本邦例6例を含む)であり,本邦では庄司5)の報告以来十数例の報告があるのみである.

 われわれは胃幽門前庭部に発生した粘膜下腫瘍で,選択的腹腔動脈造影で特異な像を呈し,術後組織学的にglomus腫瘍と診断した症例を経験したので,以下にそれを報告し,併せて若干の文献的考察を行なう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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