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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻10号

1977年10月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 症例

直腸に2病巣を認めた直腸カルチノイドの1例

著者: 寺田紘一1 大井田二郎1 近藤慶二1 岩田克美2 葦原作治3 石川純4 荒木京二郎4

所属機関: 1高知県立中央病院外科 2高知県立中央病院臨床病理科 3高知市細木病院外科 4岡山大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1345 - P.1351

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 直腸に径2.0×2.0cmと径0.3×0.2cmの2病巣が併存し,腹会陰合併直腸切断術を行ない,傍直腸および上直腸動脈周囲のリンパ節転移を認めた直腸カルチノイドの1例を経験したので報告するとともに,本症の治療上の問題点についての文献的な考察を加えてみたい.

症例

 患 者:59歳 男性 農業

 主 訴:肛門不快感

 家族歴:特記すべきことなし

 現病歴:肛門不快感があり,1976年1月,痔核手術をうけたが,肛門不快感が持続するので来院,肛門指診で肛門輪より5cm口側6時の部位を中心に可動性のない腫瘤を触知した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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