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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻10号

1977年10月発行

胃と腸ノート

西ドイツにおける内視鏡的乳頭切開術の現況(2)

著者: 浦上慶仁1

所属機関: 1徳島大学医学部第2内科

ページ範囲:P.1387 - P.1388

文献概要

(前号より続く)

 EPTの合併症

 次にEPTの合併症およびその処置をTable 4に示す.出血27例,穿孔20例,胆管炎25例,膵炎24例,結石嵌頓5例およびドルミアバスケットの嵌頓2例であり,計103例に合併症の発生をみている.うち保存的に治療されたもの64例(62%),内視鏡下に処置されたもの6例(6%),開腹手術の必要とされたもの33例(32%)となっている.

 EPT後の合併症発見の時間的検討をTable 5に示す.出血,穿孔はEPT直後に多い.胆管炎は24時間以内に17例,24~48時間4例,48時間以後にも4例出現している.膵炎は大多数の例に24時間以内に出現している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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