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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻11号

1977年11月発行

文献概要

今月の主題 腸結核(1)―小腸を主として 主題

腸結核のX線検査理論

著者: 白壁彦夫1

所属機関: 1順天堂大学消化器内科

ページ範囲:P.1455 - P.1466

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 腸結核性病変の諸型を黒丸は8型に分けた(1932).1,2,3型は点である.6,7型は点が大きくなって面を作りっつあると考える.4型は帯状(横行の線状の要素があると考える)で,5型は縦走するものである.8型は横走と縦走の両要素をもった面である.点,線,面の考え方,線状とその方向,それに多発,などの組合せの要素を考えて診断に対処することになる.

 臨床の実際では,点だけの病変で症状を訴え検査にまわってくることはない.これらは,合併病変として診断的興味の対象となるだけである.また,診断の限界を調べ,他疾患の診断に転用することに意義がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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