文献詳細
今月の主題 腸結核(1)―小腸を主として
主題
文献概要
腸結核性病変の諸型を黒丸は8型に分けた(1932).1,2,3型は点である.6,7型は点が大きくなって面を作りっつあると考える.4型は帯状(横行の線状の要素があると考える)で,5型は縦走するものである.8型は横走と縦走の両要素をもった面である.点,線,面の考え方,線状とその方向,それに多発,などの組合せの要素を考えて診断に対処することになる.
臨床の実際では,点だけの病変で症状を訴え検査にまわってくることはない.これらは,合併病変として診断的興味の対象となるだけである.また,診断の限界を調べ,他疾患の診断に転用することに意義がある.
臨床の実際では,点だけの病変で症状を訴え検査にまわってくることはない.これらは,合併病変として診断的興味の対象となるだけである.また,診断の限界を調べ,他疾患の診断に転用することに意義がある.
掲載誌情報