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編集後記
著者: 武藤徹一郎
所属機関:
ページ範囲:P.1558 - P.1558
文献購入ページに移動 「胃と腸」の「腸」文字を大きくすることによって,腸病変への取り組みを従前に増して強めることにした編集方針に沿って,“腸疾患の特集シリーズ”を企画中であるが,そのシリーズ第1号をお届けする.
最初の主題は腸結核が選ばれた.腸結核は過去の疾患と思いきや,Crohn病などの炎症性疾患が注目されはじめるに従って,決して稀な疾患ではないことが認識されるようになった.岡先生が巻頭対談の中で,いみじくも指摘されているように,“いまの若い人々は結核を知らない”.この短い対談の中に,岡先生の数々の貴重な経験と観察が語られていて,まことに教えられるところが多く,温故知新ということをつくづく感じさせられた.先人の研究報告をもう一度熟読玩味しなければと思う.
最初の主題は腸結核が選ばれた.腸結核は過去の疾患と思いきや,Crohn病などの炎症性疾患が注目されはじめるに従って,決して稀な疾患ではないことが認識されるようになった.岡先生が巻頭対談の中で,いみじくも指摘されているように,“いまの若い人々は結核を知らない”.この短い対談の中に,岡先生の数々の貴重な経験と観察が語られていて,まことに教えられるところが多く,温故知新ということをつくづく感じさせられた.先人の研究報告をもう一度熟読玩味しなければと思う.
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