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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻2号

1977年02月発行

今月の主題 S状結腸癌

主題

S状結腸癌のX線診断

著者: 狩谷淳1 水野幸一1 間山素行1 別府良彦1 高木正隆1 田沢浩1 西沢護2 小林茂雄2 吉川保雄3 織田貫爾3 勝田康男3

所属機関: 1千葉県がんセンター放射線診断部 2都立駒込病院消化器内科 3順天堂大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.183 - P.191

文献概要

 S状結腸癌にかぎらず,一般に大腸癌のX線検査および診断の問題は,①二重造影法による検査および診断が中心で,胃X線検査では大きな役割をになう圧迫法がほとんど不可能であること,にもかかわらず,②大腸癌,ことに早期大腸癌は隆起性病変が主体を占めることが指摘され,それにS状結腸の特殊性として,③屈曲が著しく,重なりあい,また粘液や残渣の多い部分であることを加えた3点に,S状結腸癌のX線検査および診断の問題が集約されるといえる.この現状にたって,S状結腸癌の精密X線検査法および性状診断について,われわれの経験を報告したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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