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症例
骨盤腹膜炎によるS状結腸良性狭窄の1例
著者: 赤坂裕三1 多田正大1 奥田順一2 井田和徳2
所属機関: 1京都府立医科大学公衆衛生学 2岐阜歯科大学内科
ページ範囲:P.215 - P.219
文献購入ページに移動患 者:小○山○由○ 18歳 女子学生
家族歴・既往歴:特記すべきことなし
現病歴:術前3カ月より食事と関係なく下腹部疝痛が時々出現し,また運動時にはいつも腹部不快感が認められた.悪心,嘔吐,裏急後重,排便時痛,発熱などはなく,尿路,性器の炎症症状も出現しなかった.月経は規則的で,いつもと変わらず,また排便回数は1日1行,硬便で,粘液,血液の混入は認めなかった.
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