icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻2号

1977年02月発行

文献概要

症例

胃腸吻合部のポリープ様隆起性病変(いわゆるGastritis cystica polyposa)の1例

著者: 向井健悟1 浜崎靖1 松本八州人1 永田豊作1 加藤允義2

所属機関: 1九州厚生年金病院外科 2九州厚生年金病院病理,内科

ページ範囲:P.221 - P.225

文献購入ページに移動
 胃切除後における胃腸吻合部の病変としては,吻合部癌,吻合部潰瘍,吻合部炎,異物肉芽腫などがあるが,比較的まれなものとして,Nikolai2)やLittler5)が報告したポリープ様隆起性病変がある.われわれは12年前に胃切除をうけ最近吐血と下血を頻回にきたし,胃X線検査や内視鏡検査で吻合部ポリポージスと診断され手術を行ない,胃腸吻合部に多数のポリープ様病変を認めた興味ある症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?