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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻2号

1977年02月発行

文献概要

症例

偽膜性大腸炎の1治験例

著者: 山本登司1 昌子正実1 小西文雄1 杉原健一1 浅野哲1

所属機関: 1東京厚生年金病院外科

ページ範囲:P.235 - P.239

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 偽膜性小腸結腸炎は小腸および大膜粘膜の急性表層性壊死と偽膜形成を主徴とし,重症下痢,脱水,時にはショックを伴い死にいたる炎症性疾患であり,その病態についてはまだ十分には明らかにされていない.本症は1867年Billroth15)によって最初に記載されて以来,今日まで海外文献には多数の報告がみられるが本邦では極めて少なく特にその治験例についての詳細な報告はまだみられない.

 われわれは最近抗生物質投与によると思われる偽膜性大腸炎の1治験例を経験したので報告し若干の考察を加えたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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