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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻3号

1977年03月発行

文献概要

症例

非特異性多発性小腸潰瘍症の1例

著者: 大串秀明1 八尾恒良1 尾前照雄1 渡辺英伸2 大里敬一3

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2九州大学医学部第2病理 3九州大学医学部第1外科

ページ範囲:P.393 - P.398

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 非特異性多発性小腸潰瘍症は,その特異的な臨床像および病理像より,岡部,崎村が提唱した名称である.すなわち,臨床像は長期にわたる腸管からの出血と,これに基づく貧血,低蛋白血症を主徴とし,病理学的には回腸中部から下部の輪走または斜走するUl-Ⅰ~Ⅱの多発性潰瘍である.われわれは最近,典型的な本症を経験し,新たに術中内視鏡検査,局所線維素溶解現象(局所線溶)の測定を行なったので,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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