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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻4号

1977年04月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

短期間に著明な形態の変化をみた胃細網肉腫とⅡb型早期胃癌の合併例

著者: 加藤修1 春日井達造1 紀藤毅2 須知泰山3

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科 2愛知県がんセンター第3外科 3愛知県がんセンター臨床検査部

ページ範囲:P.459 - P.464

文献概要

 胃に重複癌の発生をみることはそれほど稀ではなく,われわれの施設でも藤原ら1)によると切除された胃癌の3.2%にみられている.しかしながら発生母地の異なった悪性腫瘍が,同一胃にそれぞれ独立して共存することはきわめて稀である.われわれは最近,比較的短期間に著明な形態の変化を来たし生検にて確診しえた浸潤がsmにとどまる胃細網肉腫と,それと離れた部位に独立して存在していたⅡb型早期癌の合併例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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