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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻4号

1977年04月発行

一冊の本

Duodenitis Rodolfo Cheli and Hugo Aste

著者: 飯田洋三1 竹本忠良1

所属機関: 1山口大学第1内科

ページ範囲:P.488 - P.488

文献概要

 十二指腸粘膜にはgastrin,secretin,CCK-PZ以外にも,近年になって多くの消化管ホルモンの存在が確認され,消化管の分泌,運動,血流調節にも大きな影響をおよぼしていることがわかってきた.十二指腸が“abdominal hypophysis”と称せられるゆえんであろう.

 日常,十二指腸の内視鏡検査を行ない,十二指腸粘膜のビラン性変化,タコイボ様隆起をみいだすことは多い.また,ふるくから十二指腸潰瘍と十二指腸炎との関係,あるいは十二指腸粘膜における胃粘膜島の意義,成因論などの報告もみられるようになったが,本邦においてはなぜか本格的な十二指腸炎の研究は比較的少ない.慢性胃炎以上にアプローチがむずかしいと考えられているからであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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