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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻4号

1977年04月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 研究

直腸のBarium Fleck(Barium Granuloma)―内視鏡および病理学的所見を中心として

著者: 小平進1 小山靖夫1 北條慶一1 広田映五2

所属機関: 1国立がんセンター病院外科 2国立がんセンター研究所病理

ページ範囲:P.513 - P.520

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 近年,直腸鏡や大腸ファイバースコープ検査においても,微小癌をはじめとして微細な大腸粘膜病変の観察に関心がもたれている.われわれは最近,直腸粘膜に注腸検査時に用いられた硫酸bariumの沈着によると思われる小白斑(barium fleck),およびbarium肉芽腫(barium granuloma)を25例に観察した.直腸のbarium granulomaは1954年にBeddoeら1)により初めて報告されてから諸外国には数十例の報告をみるが,本邦にはほとんどなく,特に小白斑としてみられるbarium fleckに関しての報告はみられない.そこで今回はこれらの病変の内視鏡的所見,および病理組織学的所見を中心に,若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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