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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻5号

1977年05月発行

文献概要

今月の主題 高齢者の胃病変の特徴 主題

高齢者の胃病変―剖検例を中心に

著者: 山城守也1 中村恭一2 橋本肇1 金沢暁太郎1 久保富美子1

所属機関: 1東京都養育院付属病院 2筑波大学基礎医学系病理

ページ範囲:P.615 - P.625

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 老年者の胃病変が,若年者と対比された場合の特徴については,過去多数の業績からその一般的傾向についてはすでに定説化しているものも少なくない.しかし老年者層の中で各疾患がどのような条件下で発生し分布するかについては,いまだ明確な数値が出されていないものが多い.その原因の1つには,いわゆる老年者層における「正常胃」の実態についての追求が不十分な面が多いことがあげられよう.

 われわれは1966年4月以来,60歳以上の老年者を中心に,入院死亡者の90%以上の剖検を実施しており,その際胃病変について肉眼的,組織学的に検索を行なってきた.今回は,主として胃粘膜病変について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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